イベント会場などにロータリーミキサーを運ぶためにはケースが必要になります。
音響機材には色々な部品が詰め込まれていますので、故障を避けるためにケースの堅牢さと衝撃を吸収するためのウレタンフォームが備わっていることがマストです。
ウレタンフォームは切れ目が入っていて、それぞれの機材に合わせて自分で切って調節することが出来るタイプが大変便利です。
また、大きさを考慮することも大事な部分です。
例えば、E&S DJR400はコンパクトなので、簡単に適切なサイズのケースが見つかると思いますが、Varia Instruments RDM40やBozak AR-4などは高さもありますので、そのあたりも考えなければなりません。
NEA Ulisseなんかは、縦、横、高さ、全てが大きめなので良いケースを見つけるのに時間が掛かるかもしれませんね。
それでは、卓上型のロータリーミキサー用のおすすめケース5選を見ていきましょう。
ロータリーミキサー用おすすめケース5選
Pelican プロテクターケース
おおよそ価格 30,000円〜50,000円
ペリカンは1976年に創立されたカリフォルニアに本社を置く企業で、長年にわたり耐久性と品質の高さで信頼されており、製品には通常、長期間の保証が付いています。
ペリカンのプロテクタケースは、耐久性、防水性、保護機能、そして多機能性など、さまざまな優れた特長があります。
ロータリーミキサーが入る大きさのケースを考えると3万円以上するので、確かにお高いのですが、長年に渡る信頼性の高さから、自身の機材を安全に保護したい場合にはペリカンのケースが優れた選択肢の一つであることがわかります。
TRUSCO プロテクターツールケース
おおよそ価格 10,000円〜20,000円
TRUSCOは日本の工具メーカーで、プロテクターツールケースもその製品ラインナップの一部です。
TRUSCOのプロテクターツールケースは高品質な素材を使用しており、耐久性に優れています。
これにより、機材をしっかりと保護し、長期間にわたって使用することができます。
また、多くのTRUSCOのプロテクターツールケースは防水性があり、外部からの水や湿気から守ります。
XLサイズだと485mm×355mm×186mmとなっていますので、スタンダードな形のロータリーミキサーなら収納出来ると思います。
Amazonでも販売されていますので、うまくセール時などに購入出来れば、かなりお得に手にいれることが出来ます。
CLSSIC PRO UTLシリーズ
おおよそ価格 10,000円〜20,000円
CLSSIC PROはサウンドハウスがプロデュースしている業務用音響機器のブランドです。
UTLシリーズは楽器や音響機器の保護や搬送に特化したケースで、強固な構造と高品質の素材で作られています。
これにより、楽器や機器をしっかりと保護し、長期間にわたって安全に保管することができます。
公式サイトを見る限り防水性に関しては言及されていないですが、素材から考えて、ある程度の雨だったら大丈夫そうです。
サイズに関しては多くのバリエーションはありませんが、 UTL1713-6Sなら、内寸が43.1cm ×33.5cm×13.5cmとあり、4ch仕様であっても、小さめのロータリーミキサーなら収納することが出来るでしょう。
SKBの3Iシリーズ
おおよそ価格 20,000円〜40,000円
SKBは1977年創業以来、質の高いハードケースを生産しているカリフォルニアの企業です。
SKBの3Iシリーズは耐久性の高いプロテクターケースで、様々な用途に対応しています。
防水性があり、ケースの外部には強固な密閉機構が備わっていて、水や湿気から内部の機材を守ります。
UDG Ultimate Pick Foamフライトケース
おおよそ価格 10,000円〜20,000円
UDGはオランダのアムステルダムに本社を置く企業で、DJや音楽プロデューサー向けのバッグ、ケース、アクセサリーなどを専門に製造・販売しています。
UDG Ultimate Pick Foamフライトケースは、DJ機器やコントローラーなどの機器を保護し、安全に搬送するために設計されたケースです。
特徴的なのが、ケースの底面のパネルが取り外せるようになっていることです。
あまりケースに入れたまま使う機会はないとは思いますが、ウレタンフォームをうまく工夫すれば、ケースに入れたまま配線することも可能です。
ただ、これが弱点にもなっていまして、あまり重い機材を入れて持ち運んでいるとパネルがズレて外れることがあります。
また構造上、防水性も他のケースに比べると高くはなさそうです。
良い点としてはデザインにオリジナリティがあり、スタイリッシュなことと、かなり大きめのサイズが用意されているので、余裕を持って収納出来ることです。
購入時の注意点
サイズ
販売店の商品詳細欄には外寸と内寸、ケースの重さが表記されています。
内寸をよく確認し、自分のロータリーミキサーが入るか確認が必要です。
ロータリーミキサー本体以外にケーブルやリニア電源などを入れるスペースも考慮しなければなりません。
さらにエフェクターを使いたい場合もあるでしょうから、用途に合わせて適切なサイズを選ぶ必要があります。
ウレタンフォームのクッションを活かすためにはギリギリのサイズより、少しゆとりのあるサイズを選ぶのが良いでしょう。
重すぎると持ち運びが大変になりますから、ある程度ケースの重さも考慮した方が良いでしょう。
車輪付きのケースを販売しているメーカーもありますので、そちらを検討するのもアリかもしれません。
ウレタンフォーム「あり」を選択
商品によっては購入時にウレタンフォームの「あり」「なし」を選択するものがあります。
間違ってウレタンフォーム「なし」を買わないように注意しましょう。
また、ロータリーミキサーやケースの形状によっては、ウレタンフォームを自分で切ったり、接着剤を使ったりして、加工する必要が出てくる場合があります。
2chのミキサーなら余裕で収まることがほとんどですが、4chミキサーの場合は時として工夫が必要となる場合があります。
まとめ
今回ご紹介した製品には様々なサイズが用意されていますので、根気よく探せば、自分のロータリーミキサーに合うサイズが見つかるはずです。
また、ウレタンフォームに切れ目があるタイプの製品なので、簡単にカスタマイズが出来て便利です。
ロータリーミキサーをドンドン持ち出して、色んな場所で楽しんでみてはいかがでしょうか?
きっと他のDJたちにも楽しんでもらえるはずですよ。